道楽パパの隠れ工房
父の直腸ガン 闘病忘備録 4 人工肛門 ストーマの現実
父のことで動きがありました。
術後の健診でのことです。
人工肛門へ
直腸を切除し、肛門の少し上と大腸をつないでいたのですが、縫合が二度ほど外れ、
さらに着きが悪く膿んでいる状態でした。
便が通るのでいたしかたがないというところ。
そこで先生からの提案がありました。
一時的なストーマへ
ストーマをつけましょう
この一言でした。
しかしこの一言に父が意外な反応でした。
落ち込んでしまうかと心配してしまいましたが、父の顔が明るくなった印象でした。
直腸がないことにより自分の意志とは関係なく出で来る便が父にはとてつもないストレスだったようです。
ストーマというとボク自身なんだか難しそうな印象でしたが、実際調べていくうちに割と便利なものだということがわかりました。
実際、便の管理は容易だし、自分の意思とは関係なく肛門から便が出るわけではないので外出もできます。
風呂場と部屋を行ったり来たりの生活だった父が散歩に出かけたり、買い物にも行けるようになりました。
外の空気は偉大!
自然の力はすごいですね!
外の空気を吸った父はみるみる身も心も回復しています。
精神的な充実がからだの回復を高めているように感じます。
実際、病気をしてから辞めていたDIYをまた少しづつ始めました。
経過は良好
さて、ストーマを装着してから2か月ほどたった3月。
検査をしましたが良好。
目度として1年後のストーマを外して腸を再建する予定。
最初の印象だと人工肛門、ストーマにしたら一生装着しているものだと思っていましたが時と場合によるようです。
ストーマ・人工肛門でかかる現在の費用
さて、月にかかる人工肛門・ストーマの費用ですが、
だいたい1万5千円くらいです。
まだまだ安くは出来るみたいですが、ぼくらはよくわからないので病院紹介の場所で購入しています。
ネットを調べるともっと安いです。
メインの袋の装具ですが、うちが購入しているもので、10枚でだいたい7000円から7500円くらい。
ネットを検索すると似たようなもので半額くらいのものまであります。
これはもう装具を使う本人の交換する手順や慣れ、好みによるものなので、
使用者が選択する以外にないですね。
ただ父のように高齢や少し不器用な方の場合、みんなで協力し合って人工肛門・ストーマの装具選びをするのが確実です。
例えば介護が必要な方なんかは逆に介護する方のやり易い方がいいのかもしれませんね。
人工肛門・ストーマの印象の変化
これはほんとにボク自身変わりました。
父が明るく笑顔になる手段として必要なものだと思いました。
医療の偉大さに感謝です。
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